タイ保健省医学局が「異種混合接種は極めて有効」と見解
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タイ保健省医学局のスパキット局長は8月19日、「感染が急速に拡大している新型コロナのデルタ株に立ち向かううえで、中国シノバック製ワクチンとアストラゼネカ製ワクチンを接種するのが現状では最適の組み合わせだ」と説明しました。
2回目に初回とは異なるメーカーのワクチンを接種することについては、医療関係者からも「データが少ない」などの理由で「同じメーカーのワクチンを2回接種した方が無難」といった意見も出ていますが、スパキット局長によれば、シリラート病院による研究では、1回目にシノバック、2回目にとアストラゼネカのワクチンを接種した人の中和抗体のレベルが平均716となり、2回ともシノバック接種の117、とアストラゼネカ2回接種の207を大きく上回ったという。
しかし、スパキット局長は「シノバックとアストラの混合接種の有効性は研究で証明されましたが、有効性がどの程度持続するかはまだわかっていない」としています。