タイ女性が外国人を装ってタクシー運転手の不正行為を暴露
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タイ人女性が、バンコク市内でタクシー運転手による外国人観光客への不正請求を暴くため、自ら外国人を装って実験を行いました。英語のみを話し、タイ語が分からないふりをしたこの女性は、複数のタクシー運転手がメーターを使用せず、通常よりもはるかに高額な料金を要求している実態を明らかにしました。
女性は、バンコクのラマ9世通りからサイアムまで約10キロの距離を移動するためにタクシーを利用。通常この距離のメーター料金は100バーツ程度ですが、ある運転手は300バーツ、さらには500バーツを提示するなど、不当な料金設定を行っていました。
この様子を撮影した動画はSNS上で大きな話題となり、タイ国内外から多くの批判の声が寄せられました。事態を受けて、関係当局は該当するタクシー運転手を特定し、罰金および1か月間の運転免許停止処分を科しました。
この事件は、タイの観光業におけるサービスの質と公正性に疑問を投げかけるものであり、観光客からの信頼回復に向けて、タクシー業界全体の改善が求められています。
バンコクでは一部のタクシー運転手が外国人観光客に対しメーターを使わず高額請求することがあるため、乗車時はメーター使用の確認やGrabやLine Manなどの配車アプリの利用をおすすめします。
