広島でのタイ人実習生が死亡 殺人の可能性を捜査
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タイ北部ルーイ県にある工業専門学校を卒業後、3年間の実習プログラムに参加し、広島で実習生として働いていたコーンナパット・プロムスン、愛称ナットさん(24歳)は、広島市にあるタイ料理店で遺体が発見されました。家族は事件性を疑い、タイ当局にさらなる調査を求めています。
2024年12月21日の夜、ナットさんは会社の寮で開催された忘年会に参加した後、10人の同僚とともに約50キロを離れたタイ料理店に向かったと報告されています。
ナットさんの叔母によると、ナットさんはその日の夜、タイにいる家族や彼女とLINEやライブ配信を通じて頻繁に連絡を取っていましたが、タイ時間で12月22日午前2時を最後に連絡が途絶えたとのことです。
翌朝、ナットさんの彼女が連絡を試みましたが応答がありませんでした。その後、彼女はナットさんの同僚に連絡し、同僚たちがナットさんを探しましたが見つからなかったため、ナットさんが寮に戻ったと思い込んでいました。
数日間連絡がつかない状態が続き、家族は実習プログラムの主催者に連絡し、2024年12月23日に日本の警察に行方不明者届を提出しました。
2025年1月23日、ナットさんの遺体が同じタイ料理店の非常口付近で発見されたという悲報が家族に届きました。ナットさんの死に至る状況について、家族はタイ料理店に問い合わせましたが、店のオーナーは事件について何も知らないと主張し、この出来事がビジネスに影響していると不満を述べています。
家族は政府に対し、遺体の本国送還と、家族が殺人事件の可能性があると考えるこの死について徹底的な調査を行うよう求めています。
在日タイ王国領事館によると、日本の警察は今週水曜日に追加の司法解剖を実施し、死因調査を迅速に進める予定です。
