ナントーンビーチでオオメジロザメに脚を噛まれたドイツ人女性観光客
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2024年11月29日、タイ南部パンガー県タクワパー郡のナントーンビーチで、57歳のドイツ人女性観光客がオオメジロザメと推測される大型の海洋生物に脚を噛まれるという事故が発生しました。
近くのホテルで勤務する29歳のライフガードは、女性が水中で助けを求める合図を送っていたと語りました。女性の元に駆けつけた際、深刻な噛み傷を発見したとのことです。
女性は最初、カオラックのクリニックに急送され、その後プーケットの民間病院で治療を受けました。
事件後、カオラック地域のホテルには宿泊客に安全のため海での遊泳を控えるよう勧告するよう要請されました。また、警告のため赤旗がビーチに掲げられています。
カセサート大学の海洋専門家であるトン・タムロンナワサワット博士は、女性の左脚の膝下に残された歯型から見ると、確かにオオメジロザメのものだと判断されると述べました。
トン博士によると、膝下を噛んだという事実は、水深約1.5メートルの浅瀬で泳いでいた被害者の動く脚をサメが獲物と間違えた可能性を示唆しています。
また、噛みつきが一度きりだったことは、サメが女性を自分の自然の獲物ではないと認識し、その場を離れたことを示していると指摘しました。
なお、前回のサメ攻撃は2022年5月2日、プーケットのカマラビーチ沖で報告されました。当時の被害者はタイとウクライナのハーフの方で、今回と同様にブルシャークによるものと考えられています。
海に入る際は、周囲の状況に注意し、専門家のアドバイスに従うことが重要です。海水浴だけでなく、シュノーケリングやダイビングなど、海でのレジャーを楽しむ際は、十分な安全対策を講じるようにしましょう。