タイ国立大開発の新型コロナワクチン、人による臨床試験を開始
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タイ国立チュラロンコン大学チュラワクチン研究センター(CVRC)とチュラロンコン病院が開発しているタイ初の新型コロナウイルスワクチン「ChulaCov19」の、人による臨床試験が、6月14日より開始されました。
人による臨床試験の第一段階では、72人のボランティアが参加し、最も効果的な投与量を決定します。第2段階では150〜300人のボランティアが参加して臨床試験を行い、高い有効性と安全性が証明されれば、2022年半ばまでに大量生産が承認される可能性があります。
なお「ChulaCov19」は、ファイザーやモデルナと同じmRNA(メッセンジャーRNA)タイプのものです。mRNAワクチンとは病原体を構成するタンパク質の設計図を投与することで免疫をつけるという種類のワクチンとのことです。