タイ知的財産局(DIP) 日本の特許庁および農林水産省と協力を強化 特許保護とGI産品の市場拡大へ
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タイ知的財産局(DIP)のオラモン・サップタウィータム局長は、日本の特許庁(JPO)の笠井康之長官および農林水産省(MAFF)の代表と会談しました。この協議は、両国間における知的財産保護の水準向上と、タイ産品の国際市場におけるシェア拡大を目的としています。
特許保護の強化に関して、オラモン局長は笠井長官と会談しました。両氏は、特許審査プロセスをより迅速かつ効率的にするための協力体制について協議し、特許審査ハイウェイ(PPH)や先行技術調査を通じた審査結果の情報交換について意見を交わしました。
さらにタイ側は、電子商取引、デジタルイノベーション、自動車部品といった未来産業の知的財産登録を加速させる「Fast Track Plus+」プロジェクトの進捗状況を報告するとともに、商標の類似性検索を支援する新しいAI(人工知能)システムの導入についても紹介しました。
また、地理的表示(GI)産品の推進と市場拡大については、農林水産省の輸出・国際局長である杉中淳氏と協議を行いました。
現在、日本で登録が完了しているタイのGI産品は、「ドイトン・コーヒー」「ドイチャーン・コーヒー」「フアイムン・パイナップル」の3品目です。
さらに、「ペッチャブーンの甘タマリンド」「ノンブアデーンの黄金バナナ」「ピッサヌローク産ナムドクマイ・マンゴー」の4品目が現在申請中であり、将来的には「パッタルン産サンヨド米」の追加申請も準備されています。
一方、タイ国内で登録されている日本のGI産品は、「鹿児島黒牛」「神戸ビーフ」「夕張メロン」など計6品目に上ります。
タイ知的財産局は今後、タイのGI産品を日本のプレミアム市場へ本格的に進出させる計画です。その第一歩として、サイアム高島屋などの百貨店と交渉を進めており、両国のGI産品を販売する専用スペースの設置や、共同での販売促進活動の実施を目指しています。





















