著名活動家ガン・ジョムパラン vs 国民党アイス議員 SNSで激しい論争
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タイの著名な社会活動家であるガン・ジョムパラン氏と、国民党所属のアイス・ラッチャノック下院議員との間で、SNSを舞台にした激しい論争が勃発しています。当初は詐欺グループ対策に関する協力要請でしたが、現在はガン氏が運営する財団の寄付金の透明性をめぐる問題へと発展し、世間の注目を集めています。
この騒動の発端は、10月15日にアイス議員がガン氏に対し、政府が対応していない詐欺グループ問題の解決に協力するようSNSを通じて呼びかけたことでした。
これに対し、ガン氏は協力する姿勢を見せたものの、その後、「(アイス議員を指すとみられる)オレンジ色の政治家によって政治問題に巻き込まれ、60万バーツ(約275万円)相当のライブ配信の仕事がキャンセルされた」とSNSに投稿し、不満を表明しました。
アイス議員は即座に反論。「政治は本当に汚い。タマナット氏(農業・協同組合大臣)に聞いてみればいい」と投稿し、ガン氏とタマナット大臣との関係性を暗に示唆しました。
さらに論争はエスカレートし、アイス議員はガン氏が運営する「ガン・ジョムパラン財団」の透明性に疑問を呈し、財団の銀行口座明細(ステートメント)と収支報告書を公開するよう要求しました。
これに対し、ガン氏は17日、自身の潔白を証明するため、財団設立以来の全書類(50万ページ以上)をタイ国税局に提出すると発表。「寄付金はすべて法律に基づき正しく使用されており、私的流用は一切ない」と強く反論しました。
この一連のやり取りは、タイのSNS上で大きな話題となっており、両者の今後の動向が注視されています。





















