フン・セン上院議長 タイに国境開放を求めないと断言 日本にはタイと直接交渉するよう促す
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カンボジアのフン・セン上院議長は、タイ側が閉鎖している国境検問所の再開を要請するために「身をかがめる」ことはしないと強硬な姿勢を表明し、「たとえあと100年閉鎖され続けたとしても、カンボジアが崩壊することはない」と断言しました。また、日本が物品輸送のために国境再開を望むのであれば、カンボジア側はすでに同意しているため、タイ側と直接交渉すべきだと述べました。
2025年9月23日、フン・セン上院議長は自身の公式Facebookページに投稿し、タイによる国境閉鎖問題に対するカンボジアの立場を強調しました。タイが一方的に閉鎖したものであるため、無条件で再開すべきはタイ側であり、カンボジアから再開を要請することはないと改めて表明しました。
フン・セン上院議長は「たとえタイが国境をあと100年閉鎖し続けても、カンボジアは崩壊しない」と述べ、さらに皮肉を込めて、タイからの商品輸入が減少するため、国境閉鎖はむしろカンボジアの国内製品にとって良い結果をもたらしていると付け加えました。
タイとカンボジアの両国に工場や投資拠点を持ち、物品輸送のための国境再開を望んでいる日本に対して、フン・セン上院議長はタイ政府と直接交渉するよう勧めました。その理由として、カンボジア側はすでに原則的に承認しており、タイ側が再開すれば5時間以内に検問所を開ける準備ができていると説明しました。
フン・セン上院議長の強硬な姿勢は、両国の貿易や国民の往来に影響を及ぼしているタイ・カンボジア国境の緊張状態の中で示されたものです。この国境閉鎖は、タイ側が安全保障や国境を越える犯罪問題を理由に実施している措置です。





















