スラートターニー県でボート転覆後に行方不明のフランス人観光客を捜索中
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スラートターニー県のラチャプラパダムで観光ボートが転覆した後、行方不明となったフランス人高齢観光客の捜索活動が大規模に行われています。
事後は11月23日(土)12時10分頃に発生しました。外国人観光客の2つのグループが、バンチャオラン自治体の桟橋から2隻のロングテールボートで出発し、貯水池内の筏ハウス宿泊施設へ向かいました。
転覆したボートは、景勝地「タイの桂林」として知られるラチャプラパ貯水池(またはチョウランダム)内のスリー・ブラザーズ・マウンテンの対岸にあるラン・ナン・プライ筏ハウスへ向かっていました。
ボートには計12人が乗っており、フランス人観光客10人(男性4人、女性6人)、ツアーガイド1人、そして運転手のソムチャート氏が含まれていました。グループがスリー・ブラザーズ・マウンテンを観光している際、強風と雷雨に見舞われ、ボートが転覆しました。
運転手とガイドは9人の乗客を救助しましたが、観光客の一人であるジャンさん(Mr.Jean Henri Vaille)は肺に水が入ったためスラタニ病院に搬送され、一方でルネさん(Mr.Rene Mary Corre)は現在も行方不明です。
11月24日(日)、地元当局はバンチャオラン桟橋に専用の捜索センターを設置しました。この作業は、バンタクン地区長、バンチャオラン自治体のチャワリット・チュアイソン市長、カオソック国立公園長によって共同で調整されています。捜索チームには国立公園の職員、自治体の救助隊員、クソルサッタ財団のメンバーが含まれており、水中ドローンを使用してボートが沈没した場所の調査を行っています。
今年、ラチャプラパダムではこれが2度目の深刻な事故です。今年2月には、24歳のイギリス人観光客が同じ水域でカヤックから落下し死亡しました。その際の捜索チームには、2018年の有名な「ムーパー」サッカーチームの洞窟救出作戦に参加したデンマーク人ダイビングインストラクターのイヴァン・カラジッチ氏(Ivan Karadzic)も加わっていました。イギリス人観光客の遺体は、行方不明となってから3日後に発見されました。
現在も捜索作業が続けられており、行方不明のフランス人観光客の発見を急いでいます。