投資詐欺が疑われた「The iCon Group」会社 CEOであるボスポールがインタビューで泣きながら謝罪
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タイで有名なオンラインビジネスの1つとして知られている「The iCon Group」は現在、オンライン販売を装ったマルチレベルマーケティング（MLM）のような形で、投資家を騙して多額の損失を与えたという疑いがかけられています。
報道によると、数百人もの被害者がおり、中には自殺に追い込まれた人もいるとのことです。また、同社には数多くの有名な芸能人が関わっていたため、さらに注目を集めています。
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これを受け、同社のCEOであるワラッポン・ワラッウォラクン、通称ボスポールは、自身の無実を主張し、被害者への補償を約束しています。しかし、多くの被害者からは不信感の声も上がっています。
このような状況の中で、タイで非常に人気の高いトーク番組「Hone Krasae」の司会者であるヌム・カンチャイ・カムナードプローイ（Num Kanchai Kamnerdploy）さんが、ボスポールを同番組に招待し、この問題について話し合いました。
下記は、ボスポールが同番組でインタビューされた際の発言から、いくつかの興味深い点を抜粋します。
■ボスポールが泣きながら被害者たちに謝罪
番組が始まった途端に、ボスポールさんは「本当は怖くて、来たくありませんでした。番組に出る前からもう諦めていました。なぜなら、自分が何と戦っているのかさえ分からなかったからです」と泣きながら言いました。
続いて、ボスポールさんは「被害者の皆様には大変申し訳ございませんでした。これまでに知らなかったこともありましたが、今日全てを知り、これからは改善するために最大限の努力をしたいと思います」と泣きながら被害者に謝罪しました。
最後に、ボスポールさんは「僕は何もなくなるまで、あるいは死ぬまで、全力を尽くして責任を果たしたいと思います」と述べました。
■ボスポールさんが政治家と思われる人物との会話が収録された謎の音声ファイル
ある有名なFacebookページで、ボスポールと政治家と思われる人物との間の会話が録音された音声ファイルが公開されました。
音声の内容によると、ボスポールはその政治家に3,000万バーツを支払い、さらに毎月100万バーツを支払うことを提案し、見返りとして高位の警察官との関係を円滑にするよう依頼しました。しかし、その政治家は、その金額では不十分であり、もっと多くの金額を要求しました。そして、「もっとお金をもらえれば、指パッチンで何でもできる」とまで言及しました。
この音声ファイルに対し、ボスポールは、公開された音声の主が自分であることを認めました。しかし、その会話は2年前に行われたものであり、今回の事件とは関係がないと主張しています。
当時のボスポールは訴訟の脅威にさらされており（何について訴訟されることを恐れていたかは明言していません）、ある政治家に助けを求めたとのことです。また、毎月100万バーツを支払っていたことは事実ですが、毎月支払っていたわけではないと述べています。さらに、3000万バーツの支払いはなく、100万から300万バーツしか支払っていないと主張しています。
■プレゼンターを務める芸能人に対して報酬を支払う方法
ボスポールは、自社の製品のプレゼンターを務める芸能人に対して報酬を支払う方法を説明しました。カンさん、ミンさん、サムさんには、月ごとの売上高に応じて報酬を支払っていました。一方、ボーイさんとドームさんは、すべての製品のプレゼンターではないため、別の方法で報酬を支払っていたとインタビューに答えました。
しかし、ボスポールの発言は、カンさん、ミンさん、サムさんが以前、プレゼンターとしての出演料しか受け取っておらず、月ごとの報酬は支払われていないとインタビューに答えていた内容と矛盾しています。
午後、ホスポールが番組「Hone Krasae」に出演した後、夜にはオンライン番組「The Standard Now」にも出演しました。しかし、ホスポールの態度は両番組で大きく異なっていたことがわかります。当初、「Hone Krasae」ではインタビュー中に涙を流すなど感情的な様子を見せていましたが、「The Standard Now」では態度が一変し、被害者に対して巧みに質問を投げかけるなど、非常に堂々とした様子を見せていました。このため、SNSユーザーたちは両番組の彼の様子を比較し、スクリーンショットを共有しています。
動画（1:03～）：https://youtu.be/uwI5Qs7EWio
このため、SNSユーザーたちは元々、ホス・ポールが「Hone Krasae」に出演した際、わざとドラマチックに涙を流したのではないかと疑っていましたが、今回のことでその疑念がさらに深まりました。
