バンコク内の学校で消防訓練中に消火器爆発 生徒1人死亡、21人重軽傷 教育省が遺族に弔慰金
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6月23日午後、バンコク都ドゥシット区のラーチャウィニットマッタヨム学校で消防訓練中に消火器が爆発した事故が起きました。
警察によりますと、消防隊員が消火器の使い方を生徒に教えていた時、近くに置かれていた二酸化炭素消火器が突然、爆発したとのことです。
高校3年生の男子の胸に爆発した消火器が直撃して即死しました。また、爆発した消火器の破片に当たった21人の生徒が重軽傷を負い、病院に搬送されました。
6月26日、アッタポン・サンカワシー教育事務次官が、死亡した年生の家族の元を訪れ、3万バーツの弔慰金を手渡しました。
爆発の原因については、訓練のために用意された長期間使われていないこの消火器は、安全弁が付いておらず、圧力を逃がすような構造になっていない状態で、ガスを充填して直射日光の当たる場所に長時間置いていたことで、温度が上昇して圧力が膨張し爆発した可能性が指摘されています。
警察は現在、訓練を行っていた3人の消防隊員が安全管理を怠ることで生じる問題がなかったか調べています。