債務不履行者の裸の写真を公開していたヤミ金業者が警察に出頭
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6月4日、債務不履行者の裸の写真をSNSで公開していたヤミ金業者であるタイ人女性のワラポン・セーントーン、通称ゾーテーン容疑者(31歳)が警察に出頭しました。
被害者である債務者らによりますと、ゾーテーン容疑者がお金を貸す前に、保証として債務者に裸の写真を撮らせていました。男性の場合は性器が見えた下半身の写真で、女性の場合は胸が見えた上半身の写真を財務者のfacebookの本アカウントから予めゾーテーンに送り、さらに保障人となるfacebook内にいる自分の友達を3人のカウントを知らせておくことが条件になります。借金の返済を滞納してしまうと、ゾーテーンが債務者と指定した3人のアカウントをタグ付けて裸の写真をfacebookに投稿します。
被害届を受けとった警察は6月2日、プラーチーンブリー県にあるゾーテーン容疑者の自宅を特定し、家宅捜索を実行しようとしましたが、当時にゾーテーン容疑者が不在だったため、家宅捜索の実行は出来ませんでした。
その後、家宅捜索のことを知ったゾーテーン容疑者は6月4日午前1時30分、夫とともにプラーチーンブリー県のシーマハーポー警察署に出頭し、全ての容疑を認めました。
警察の取り調べに対し、ゾーテーン容疑者は「以前からヤミ金業者としてお金の貸し借りをしていましたが、債務の本旨に従った履行をしない債務者がたくさんいたため、このような方法を実行していました」と供述しました。
警察が、ゾーテーン容疑者と夫を貸金業法違反(無登録営業)容疑などで逮捕し、法的措置を講じました。
