有給休暇を2日連続取ってクビになった男子工員 職場復帰を断る
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ナコーンラーチャシーマー県パックトンチャイ郡の工場で働いていた男子工員(20歳)がこのほど、突然亡くなったおばあさんのために出家をするため、Lineを通じて上司に2日の有給休暇を取りました。
※タイでこのような出家は「ブアット・ナー・ ファイ(บวชหน้าไฟ)」と呼ばれています。「ブアット・ナー・ファイ」とは、年長の親族のために男子もしくは少年が追善供養として一時出家をする慣習です。
その後、上司からは「好きにしたまえ」という返事が来たため、男性は上司が許可したと理解して休暇を取りましたが、数日後、工場をクビになったことが分かりました。
男性は9月19日、取材記者に対して「このことについて、工場の代理人などと話しましたが、現時点では、まだインタビューに答える準備ができておらず、家族と時間を過ごしたいんです」と述べました。
一方、男性の母親は「昨日(9月18日)工場の代理人などが家を訪れ、息子に工場が職場復帰を認めたと伝えましたが、息子は前職場へ復帰するつもりはありません」とインタビューに答えました。
また、母親は「最終的に、工場が未払い金とともに解雇補償金を男性に支払いしましたが、金額については、息子がまだ確認してないため、自分でも分からない」と言いました。
最後に、母親は「工場が責任を取った以上、このことはこれで終わりにしたいのです」と言い残しました。