タイ総選挙 暫定結果発表 現時点で野党「前進党」が第1党に
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タイでは、総選挙が実施され、今日(15日)下院総選挙の暫定結果が発表されました。
99%開票率の現時点(15日)では、ピタ・リムジャロエンラット氏が率いる野党の「前進党」が第1党(151議席)となり、続いてペートンタン・シナワトラ氏が率いる野党の「タイ貢献党」が第2党(140議席)となっています。
一方、軍事クーデターを主導し、2014年から首相の席に座っていたプラユット・チャンオチャ首相が率いる与党の「タイ団結国家建設党」が第5党(36議席)となっています。
またピタ氏は、タイ貢献党と連立政権を樹立する意向を示していると記者団に述べましたが、親軍政党と連立政権を樹立するつもりはないと主張しました。
しかし、現時点ではあくまで暫定結果なので、実際に誰が首相の席に座るのかは選挙管理委員会による最終的な獲得議席を待つことになりますが、時間がかかると考えられます。
なお、今回の総選挙には多くのタイ国民から長年にわたる軍の影響力が強い政権を終わらせる大きな転機が訪れると期待されています。