俳優エーム・サンペットのスーパーマン吹き替えに批判の声 タイで議論沸騰
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俳優のエーム・サンペット・クナーコーン(Aimm Sanpetch Kunakorn)さんが、新作映画『スーパーマン』のタイ語吹き替え版で、主人公スーパーマン役の声を担当したことについて、SNSで激しい批判が巻き起こっています。映画ファンやプロの声優を尊重する人々から、キャスティングへの不満や失望の声が殺到しています。
今回の騒動における主な批判は、以下の3点に集約されます。
経験不足:エームさんは演技の経験が浅く、声優としてのキャリアは皆無に等しい。象徴的なヒーローであるスーパーマンという大役を任せるには不適切であり、実力のあるプロ声優の機会を奪うものだとの意見が多数を占めています。
演技の質:エームさんの声質や感情表現がスーパーマンのキャラクターに合っていないとの批判が相次いでいます。キャラクターの持つ重厚さや説得力に欠け、「不自然だ」「他のアニメキャラクターのようだ」といった厳しい評価が下されています。
マーケティング優先の疑い:エームさんがテレビ司会者で有名なドゥー・サンヤー・クナーコーンさんの息子であることから、今回のキャスティングは、演技の実力よりも、著名な父親を持つエームさんの話題性を利用したマーケティング戦略ではないかとの見方や、親の七光りで主役に抜擢されたのではないかとの憶測が広がり、議論は彼の実力を越えて家族関係にも波及しています。
こうした批判に対し、タイのワーナー・ブラザースは「選定は国際基準に則り、米国本社の承認を受けている」と公式に説明。正当なプロセスによる起用であることを強調しました。
この騒動に対し、エームさん本人は現在まで沈黙を貫いており、映画のプレミア試写会も欠席しました。父親であるドゥーさんは、この状況に大きな精神的ストレスを感じていると報じられています。
今回の出来事は、タイの映画ファンが吹き替え版の品質に対して高い期待を寄せていること、そしてプロの声優という職業への敬意がいかに根付いているかを浮き彫りにした形となりました。
一方で、「新しい才能にチャンスを与えるべき」といったエームさんを擁護する声もあります。今後、続編での声優交代の可能性や、彼自身の技術向上に期待が集まっています。





















