タイ海軍の艦船「HTMSスコータイ」の沈没 6人死亡 23人行方不明
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12月18日深夜にタイ南部プラチュワップキーリーカン県バーンサパーン郡タイランド湾で沈没したタイ王国海軍のラタナコシン級コルベットの砲艦「HTMSスコータイ」の乗組員は現在、6人が死亡し、23人が行方不明となっていると発表されました。
また、HTMSスコータイに用意されていた救命胴衣は、105人の全乗組員に足らなかったため、沈没時に約30人の乗組員に救命胴衣がなかったと明らかになりました。
12月20日の会見で海軍司令官は、全乗組員の分まで救命胴衣が最初から足りなかったことを認めた上で、「例え救命胴衣が足りているとしても、全員が助かるとは限らない。なぜなら、助けられた乗組員の中に、救命胴衣がなかった人もいたから」と言いました。
SNSで、海軍司令官の会見に対し、「確かに救命胴衣があったとしても必ず助かるとは限らないが、生存率を上げることにつながるという話だ」「マジで言ってんのかこいつ」「お前の子だもや家族の人じゃないからそれを言えるだろう」「だったらお前が乗れ!」「頭に脳みそが詰まっていないのか」「さっさと辞任しろ!」など非難のコメントが相次いでいます。
また、米海軍やイギリス海軍、マレーシア海軍が行方不明となっている全乗組員の探索の手助けをしようとしましたが、タイ海軍は「必要になればそうさせてまらいます」と、海外からの手助けを一旦否定しました。