パタヤで日本人5人の特殊詐欺グループを逮捕
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タイ王国入国管理局は12月18日、チョンブリー県(パタヤ)のコールセンターから日本国内の被害者を詐欺した疑いで日本人男性5人のグループを逮捕したと発表しました。
逮捕された5人は、タカユキ氏、ハジメ氏、ケンジロウ氏、タカヒロ氏、そしてカツヒト氏です。(年齢・苗字非公開)
逮捕は今週初め、パタヤ市内の2軒の家に対する強制捜査中に行われ、そこからパソコン、ノートパソコン、タブレット、携帯電話など計42点と、約5万人の潜在的な被害者リストと思われるものが押収されました。
タイ入国管理局の捜査副局長であるラタチョート・チョーティクン警察大佐によると、チョンブリーでグループから逃げ出したメンバーの1人がバンコクの日本大使館に通報したことが発端となったとされています。
通報者によれば、このグループは9月29日にマレーシアからタイに移動し、日本の退職者を対象とした詐欺行為を行っていたとのことです。彼らは日本の高齢者に電話をかけ、「社会保険料を返金する」と約束し、手数料として50万円を現金自動預け払い機(ATM)を通じてグループの口座に送金するよう求めていました。
このグループは、タイでの活動開始からわずか2か月で被害者から3億バーツ(約1億3000万円)以上を稼いだと、内部告発者は述べています。
ラタチョート警察大佐によると、捜査の結果、このグループのリーダーは100年以上前に日本で設立された著名なヤクザ組織「山口組」のメンバーであることが判明しました。
また、警察はこのコールセンターがバンコクの娯楽施設やサウナビジネスに関連しており、資金洗浄に関与している可能性があることを突き止めました。捜査官はこれらのビジネスのタイ人オーナーについて、グループの名義人である可能性があるかどうかを調査しています。
