プーケットのタイガーキングダム 観光客が虎に襲われた映像について説明 「当園の出来事ではない」と否定
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この前、インド人男性観光客が虎とセルフィーを撮ろうとした際に襲われ、負傷する様子が映った動画が拡散され、SNS上で話題となりました。多くの人々がその場所をタイガーキングダム・プーケット(Tiger Kingdom Phuket)と推測し、海外メディアでも報道されました。
動画(0:20~0:44):https://youtu.be/BLH0UDLn1CU
動画の中では、インド人男性観光客が虎を連れて歩き、スタッフが付き添っている様子が映っています。スタッフは観光客に写真撮影を促し、観光客が虎と一緒にセルフィーを撮ろうと座ったところ、スタッフが棒で虎に触れた瞬間、虎が観光客に飛びかかる場面が確認できます。
観光客の怪我は深刻ではありませんでしたが、観光客と猛獣との近距離接触の安全性について、多くの人々から懸念の声が上がりました。
この件に関して、タイガーキングダム・プーケットは6月4日、「問題の映像は当園で撮影されたものではない」と明言。報道陣を園内に招待し、虎と実際に触れ合える体験を通して、当園の虎が人に慣れており攻撃的ではないこと、また映像の虎は鎖につながれていましたが、当園では虎を鎖で繋ぐことは一切ないと強調しました。さらに、映像に映るスタッフの制服も当園のものではないと述べました。
また、タイガーキングダム・プーケットは「当園では虎を鎖につないだり、引っ張ったりすることはありません。これは虎にストレスを与えないためです。また、スタッフは全員、専門的な訓練を受けています。当園の虎はすべて自家繁殖であり、人間の手で育てられているため、攻撃的ではありません。安全対策も徹底しておりますので、当園にお越しいただいても映像のような事故は決して起こらないとご安心ください」と述べました。
