タイ国民5500万人の個人情報が漏洩 ハッカーの正体はタイ陸軍兵士の曹長
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3月16日、「9near」という名前を名乗るハッカーが、タイの政府機関からタイ国民5500万人の個人情報を盗み出し、SNSで販売を発表しました。
4月7日、タイ警察庁サイバー犯罪捜査局(CCIB)によると、「9near」の正体はタイ陸軍兵士の曹長であることが明らかになりました。しかし、サイバー警察局がこの曹長の名前を公開していませんでした。
4月10日、タイ陸軍がこの曹長の一時職務停止の命令を下しました。現在、曹長の所在が不明ですが、警察が曹長の妻の取り調べを行っています。
タイ国デジタル経済社会省のチャイウット・タナーカマーヌソーン氏は、どの政府機関からタイ国民の個人情報が漏洩したかまだ特定できていませんが、犯人を逮捕できればすぐわかると述べました。
また、チャイウット大氏は、犯人の目的は金銭の要求ではなく、当該政府機関の信用を失墜させることだと考えられます。