ブンバンファイ(ロケット祭り)
一般情報
ブンバンファイは、タイで毎年雨季に入る頃の5月に五穀豊穣をもたらす雨乞いを祈願する儀式として開催される遠い昔から引き継がれているタイ東北地方(イサーン)ならではの伝統です。
火が好まれると言われる「プヤ―テン(พญาแถน)」という雨をつかさどる神を喜ばせるために、ロケットを打ち上げ、雨を祈願するということです。
ロケットが高くければ高く程、雨に恵まれ五穀豊穣になると信じられています。
ロケットとは言え、実際には手作りの竹の約50~60本のロケットです。
タイ語では「バンファイ(บั้งไฟ)」と呼ばれています。
この伝統は、ヤソートーン県、ローイエット県、カーラシン県など、タイ東北部の多くの地域で行われていて、特にヤソートーン県で行われるブンバンファイは、1989年にタイ国政府観光庁から国内にも海外にも推奨されています。
ブンバンファイは大体5月の第2週末に3日間開催され、1日目はバンファイチームやミスバンファイのコンテスト、2日目はパレード、最後の3日目はロケットの打ち上げというスケジュールです。
過去に、打ち上げられたロケットが近くにいた観客に飛んできて怪我をさせる事故が起きたことがあるので、ロケットの発射前に打ち上げる広場に入らないようにしてください。
ロケットを観る所は屋外なので、日差しの強さに気をつけてください。
特に、帽子や日焼け止めなど、日焼け防止を持って行ったほうがいいです。