女優ブム・パナダー(Boom Panadda) 首相の視察で食事配布を一時止められ怒り 「支援の連携に問題」
タイの女優で慈善団体「Doing Good Foundation」代表のブム・パナダー・ウォンプディー(Boom Panadda Wongphudee)さんが、バンコクの洪水被災地で食事を届けようとした際、アヌティン・チャーンウィーラクーン首相兼内務相が現地を視察するため、現場の職員から一時待つよう求められたとして、不満をあらわにしました。
ブムさんのチームは9月28日夜、洪水被害が深刻なバンコク・ラートクラバン区のケーハ・ロムクラオ地区で、被災した住民に食事を届けるため現地に向かいました。
ブムさんによると、チームは午後9時ごろから食事を届けようとしていましたが、現場の職員から、アヌティン首相の視察が終わり、首相の一行が現場を離れるまで待つよう求められたということです。
これに対しブムさんは、用意した食事はすでに調理済みで、長時間待たせれば傷んでしまう可能性があるうえ、洪水の中で食事を待っている住民もいるとして、現場の対応に強い不満を示しました。
その後、チームは午後10時36分ごろから、食事やボートを使った支援を開始したということです。
一方、ブムさんは今回の対応について、アヌティン首相本人が食事の配布を止めるよう指示したとは述べておらず、首相自身はこうした状況を知らなかったのではないかとの見方を示しています。
ブムさんが特に問題視したのは、被災地での支援活動をめぐる各機関の連携です。どの地域にすでに食事が届いているのか、どこで支援が不足しているのか、どの支援チームがどこに向かっているのかを一元的に把握する必要があると訴えました。
ケーハ・ロムクラオ地区では洪水により道路の冠水が続き、一部では水位が1メートルを超えるなど、住民の移動や支援物資の輸送が難しい状況となっています。バンコク都などもボートや車両を投入し、住民の避難や食料の配布を進めています。
アヌティン首相も洪水被害を受けた地域を相次いで視察しており、政府は関係機関に対し、特に被害の大きい地域を優先して住民への支援を急ぐよう指示しています。





















