バンコク洪水の道路 ジェットスキー撮影で炎上 男性に禁錮15日・罰金5,000バーツ
バンコクで大雨による道路冠水が続く中、浸水した道路で男性がジェットスキーを走らせ、動画撮影を行っていたことがSNS上で批判を集めました。男性は警察の事情聴取に対し、「洪水で苦しんでいる人たちに笑顔を届けたかった」などと説明しましたが、9月28日、裁判所は男性に禁錮15日、罰金5,000バーツ(約2万3,000円)の判決を言い渡しました。
問題となったのは9月27日、バンコク・フワイクワーン区のペッチャブリー・タットマイ通りで撮影された映像です。大雨の影響で道路が冠水する中、男性がジェットスキーを走らせ、その様子を別の男性が撮影していました。
映像:https://www.youtube.com/shorts/RDO5PqFQ3pE
映像がSNSで拡散されると、現場では多くの住民が洪水被害に見舞われていたことから、「最初は救助に来たのかと思った」「被災している人がいる中で撮影するのは不適切ではないか」といった批判が相次ぎました。
その後、マッカサン警察署が捜査を進め、ジェットスキーを運転していた28歳の男性と、動画を撮影していた男性を特定しました。警察の取り調べに対し、2人は映像に映っていた本人であることを認めたということです。
ジェットスキーを運転していた男性は、「洪水で苦しんでいる人たちを見て、笑顔を届けたいと思った」と説明したほか、海外で学んでいたため「タイの文化についてよく理解していなかった」という趣旨の供述をしたと報じられています。
警察は男性について、他人に迷惑をかける行為や、交通責任者の許可なく交通を妨げた疑いなどで立件しました。また、撮影していた男性についても、これらの行為を手助けしたとして法的措置を取っています。
そして9月28日、裁判所はジェットスキーを運転していた男性に対し、禁錮15日、罰金5,000バーツ(約2万3,000円)の判決を言い渡しました。禁錮刑については1年間の執行猶予が付けられています。
さらに、1年間の保護観察を命じ、期間中に3回の出頭と12時間の社会奉仕活動を行うことを求めました。事件で使用されたジェットスキーについても没収が命じられました。
今回の出来事を巡っては、洪水によって多くの市民が生活や移動に影響を受ける中、災害現場でのSNS向けコンテンツ撮影のあり方についても議論が広がっています。





















