ナーン県で豪雨による鉄砲水 4郡で浸水被害 市街地も警戒
タイ北部ナーン県では19日、激しい雨の影響で鉄砲水や洪水が発生し、プア郡、ター・ワン・パー郡、サンティスック郡、プーピアン郡の4郡で被害が出ています。特にプア郡とター・ワン・パー郡では、一部の住宅が屋根近くまで浸水し、道路が寸断されるなど深刻な状況となりました。
ナーン県のチャイナロン・ウォンヤイ知事によると、プア郡では午後までに多くの地域で水位が下がり始め、道路の復旧や住宅の清掃などが進められています。一方、上流からの水はター・ワン・パー郡へ流れ込み、市街地や周辺地域で浸水が発生しています。
また、ナーン市中心部を含むムアンナーン郡では、午後2時の時点でナーン川の水位は堤防を下回っているものの、上流からの水が今後7~8時間ほどで到達する可能性があるとして、警戒が強化されています。県当局は堤防の補強や土のうの設置、排水ポンプの準備を進めています。
タイ防災・減災局(DDPM)は、プア郡とター・ワン・パー郡の住民に対し、携帯電話の「Cell Broadcast」を通じて最高レベルの緊急警報「Extreme Alert」を発信しました。住民には家財を高い場所へ移し、高齢者や子どもなどを安全な場所へ避難させるよう呼びかけています。
タイ気象局によると、北部やラオス北部にかかるモンスーンの影響で、北部を中心に21日まで大雨から非常に激しい雨が続く見込みです。専門家は今回の大雨について、今年に入ってからタイ北部で最も激しい規模だと指摘しており、今後も鉄砲水や土砂災害への警戒が必要です。





















