ブンカーン県の「ナーガの瞳」 雨季に現れる神秘的な自然現象
タイ天然資源・環境省国立公園・野生動植物局は、タイ東北部ブンカーン県ブンコーンロン郡のプーランカー国立公園(อุทยานแห่งชาติภูลังกา)内にあるナーガ洞窟(ถ้ำนาคา)で見られる自然現象「ドゥアンター・パヤー・ナーカー(ดวงตาพญานาคา)」、日本語で「ナーガの瞳」を紹介し、観光客に訪問を呼びかけています。
「ナーガの瞳」と呼ばれているのは、ナーガ洞窟周辺の砂岩の岩場に自然に形成されたくぼみです。長年にわたり水流や雨水による浸食を受けて大小さまざまなくぼみが形成され、雨季になると内部に雨水がたまります。そこに太陽の光が差し込むことで美しい反射が生まれ、大きな瞳のように見えることから、観光客の間で「ナーガの瞳」と呼ばれるようになりました。
プーランカー国立公園によると、このくぼみは深さ約1.5~2メートルあり、ほぼ一年を通して水がたまっています。特に5月から10月の雨季は水量が多く、太陽光が適度な角度で水面に差し込むため、最も美しい姿を見ることができます。一方、10月以降は水位が徐々に低下し、落ち葉などもたまるため、雨季に比べて景観が損なわれることがあります。
ナーガ洞窟は「ナーガ洞窟-タート・ウィマーンティップ滝自然学習ルート」に位置しています。洞窟周辺には、大蛇やナーガを思わせる形をした岩や岩肌が見られ、地元の伝承や信仰とも深く結び付いていることから、タイ国内でも人気の観光スポットとなっています。
国立公園・野生動植物局のアッタポン・チャルーンチャンサー局長は、この場所はナーガにまつわる信仰だけでなく、地質学や自然学の観点からも重要な価値を持つと説明しています。
同局は、貴重な自然景観を将来に残すため、観光客に対して岩に触れたり、落書きをしたり、自然資源を傷つけたりしないよう呼びかけ、環境に配慮した観光への協力を求めています。





















