ナコーンラーチャシーマーのイベント会場で銃撃 6人負傷 首相「またか!?」と驚き
タイ東北部ナコーンラーチャシーマー県ダーン・クン・トット郡で12日夜、イベント「チム・ショップ・チャイ」の会場内で銃撃事件が発生し、6人が負傷しました。警察は32歳の男性容疑者を拘束し、共犯者の行方を追っています。
事件は12日午後10時30分ごろ、ダーン・クン・トット郡のポー・クン・トット記念碑前で発生しました。イベントが終了に近づき、出店者らが片付けを始めていたところ、刃物や手製の散弾銃を持ったグループが襲撃し、計6人が負傷しました。このうち複数の被害者が散弾を受け、重傷者はマハラート・ナコーンラーチャシーマー病院に搬送されました。
警察の初期捜査によりますと、事件の発端は会場に駐車されていたオートバイをめぐるトラブルでした。オートバイを盗もうとしていると疑われたグループの一人が、車両の所有者やイベント関係者らに取り押さえられました。その後、仲間の一人がその場から逃げ、刃物や銃を持った仲間とともに戻ってきて犯行に及んだとみられています。
警察は事件後、ナッタキット容疑者(32)を拘束し、手製の拳銃を押収しました。ナッタキット容疑者は取り調べに対し、実際に銃を発砲したことを認めています。動機については、オートバイを盗んだと疑われたことをめぐってイベント主催者側と口論になり、友人が取り押さえられているのを見て助けようとしたと供述しています。
現場の向かい側に設置された防犯カメラは、撮影範囲の関係で犯行そのものを捉えていませんでしたが、銃声が2回鳴り、その後、人々が騒ぐ声が記録されていたということです。
警察はナッタキット容疑者について、現段階で「銃器を使用した共同殺人未遂」の容疑で捜査しています。今後、証拠に基づいて別の容疑が追加される可能性があります。警察は容疑者や負傷者、目撃者から事情を聴くとともに、科学捜査や逃走経路の確認を進め、逃走中の共犯者の行方を追っています。
負傷してマハラート・ナコーンラーチャシーマー病院に搬送された患者のうち、13日時点で1人は依然として昏睡状態にあります。一方、別の1人は危険な状態を脱し、手術を受ける予定です。
今回の事件を受け、アヌティン・チャーンウィーラクーン首相兼内務相は13日、事件について報告を受けると驚いた様子で「またですか」と述べ、首を横に振りました。銃所持許可の際に精神状態の審査を導入する必要性について問われると、銃器所持をめぐる仕組みそのものを構造的に見直す必要があり、現在対応を進めていると説明しました。
また、スラートターニー県パンガン島で開かれた行政関係者の行事で、抽選の景品として散弾銃が配られていた問題についても、アヌティン首相は地方行政局長に対し、この方針を直ちに中止し、銃ではなく別の景品に変更するよう指示したことを明らかにしました。





















