タイ警察 覚醒剤密輸ネットワークを摘発 ベトナム人グループの関与を捜査
タイ人女性が日本の福岡空港で拘束され、その後、日本の検察当局が薬物関連の罪では不起訴と判断した事件をめぐり、タイ警察は、同様の手口で日本へ覚醒剤を密輸しようとした別の事件についても捜査を進めています。
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タイ警察によりますと、今回摘発されたのは、タイから日本へ荷物を運ぶ「代理配送」を悪用し、覚醒剤を食品の容器に隠して運ばせようとした国際的な密輸ネットワークです。この事件では、覚醒剤がタマリンドの容器の中に隠されており、最終目的地は日本だったとみられています。
事件は、海外へ荷物を運ぶ仕事をしていたタイ人女性が、受け取った荷物に不審な点があるとして警察に相談したことから発覚しました。警察が中身を調べたところ、タマリンドの容器から覚醒剤が見つかり、押収された薬物は約2キロに上ったということです。
その後、警察は関係者の行動や送金記録などを調べ、複数の容疑者を特定しました。捜査の過程で、タイ人の男のほか、ベトナム人の男も逮捕されており、警察はこのグループがタイを経由地として利用し、日本へ薬物を運ばせようとしていた可能性があるとみています。
逮捕されたベトナム人の男は、取り調べに対し、現金を引き出す仕事を請け負っただけだと説明しているということです。しかし、警察はこの供述を慎重に確認しており、押収した証拠や資金の流れをもとに、背後にいる指示役の特定を進めています。
また、警察は、今回のタマリンド容器を使った密輸事件と、福岡空港でタイ人女性が拘束された事件について、手口や目的地に共通点があるとして、関連の有無も調べています。ただし、現時点で両事件が同じ組織によるものだと確認されたわけではありません。
タイ当局は、荷物の依頼主や送金ルート、タイ国内で協力した人物の特定を急ぐとともに、ベトナム側にいるとみられる指示役についても情報収集を進めています。警察は、背後に国際的な薬物密輸ネットワークが存在する可能性があるとして、捜査を拡大しています。
今回の摘発を受け、当局は、海外へ荷物を運ぶ「代理配送」について改めて注意を呼びかけています。依頼主がはっきりしない荷物や、中身を確認できない荷物を安易に引き受けた場合、知らないうちに重大な犯罪に巻き込まれるおそれがあるとしています。





















