タイ人女性 福岡空港で拘束 コーヒー袋に覚醒剤を隠した疑い
タイ人女性が日本の福岡空港で拘束されました。女性は、タイから日本へ荷物を運ぶ「代理配送」の仕事をしていたとされ、受け取った荷物の中から、コーヒーの袋に隠された覚醒剤が見つかったということです。
タイメディアによりますと、拘束されたのは28歳のタイ人女性、ジュターティップさんです。事件は7月12日午前7時ごろ、福岡空港に到着した際に発生しました。女性は恋人と友人の計3人で日本を訪れており、タイ在住者などから依頼を受け、日本に住むタイ人へ荷物を届ける仕事をしていたとされています。
女性の恋人によりますと、出発前に「ing ing」というLINE名の人物から、重さ約12キロの茶色い箱を日本へ運んでほしいと依頼がありました。この人物は以前にも一度、荷物の配送を依頼したことがあったため、特に不審には思わなかったといいます。
しかし、福岡空港での荷物検査の際、女性が持っていた荷物から覚醒剤が発見され、女性だけが現地当局に拘束されました。一緒にいた恋人と友人も午前8時ごろから午後7時ごろまで事情聴取を受けましたが、その後、解放されました。
その後、7月22日に家族がタイ領事館から書類を受け取り、荷物の中にあったコーヒーの袋から覚醒剤が見つかったことを知らされたということです。当日、3人は合計9箱の荷物を運んでいましたが、ほかの荷物は受取人が現れた一方、「ing ing」から依頼された荷物だけは受取人が現れず、その後、連絡も取れなくなったといいます。
また、この依頼者は配送代として3,600バーツ(約1万7,500円)を送金しており、送金元の口座名義は「HO THI MAI」だったと報じられています。女性の家族は、娘が犯罪組織に利用された可能性があるとして、タイ警察に関連する証拠を提出し、荷物を持ち込んだ人物の特定を求めています。
一方、タイ麻薬取締委員会事務局(ONCB)は、現時点では女性が被害者なのか、あるいは組織に関与していたのかは判断できず、日本側の捜査結果を待つ必要があると説明しています。日本当局は、覚醒剤関連の容疑と関税法違反の疑いで捜査を進めているということです。
女性は現在も日本で拘束されており、今後、検察が起訴するかどうかを判断する見通しです。ONCBは、海外への荷物の代理配送について、知らない人物から預かった荷物には違法薬物が隠されている危険性があるとして、十分に注意するよう呼びかけています。





















