ハートヤイで20分足らずの豪雨により浸水 排水路中央の電柱に住民から批判
タイ南部ソンクラー県ハートヤイ郡で7月9日午後、20分足らずの激しい雨により鉄砲水が発生し、住宅や店舗が相次いで浸水しました。
SNS上では、フェイスブックユーザー「ウィット・トーンタイ」さんが、バーンプルー市クローンワ交差点付近の浸水の様子を撮影した動画を投稿し、大きな注目を集めています。
記者が現地を調査したところ、周辺では排水設備の工事がまだ完了しておらず、パッタルン県方面へ向かうアジア・ハイウェイ沿いの排水路には、ごみやホテイアオイが大量にたまっていました。さらに、鉄道をまたぐ陸橋の手前では、電柱が排水路の中央に立っていることも確認されました。住民は、これらが排水を妨げ、浸水被害を深刻化させていると指摘しています。
旅行会社を経営するワチャラシット・ピンヨータナナンさんは、「雨が降り始めてから20分もたたないうちに水が家の中へ流れ込み、荷物を移動させる時間もほとんどありませんでした」と話しました。この地域では、雨が降るたびに浸水が発生し、住民は約20年にわたり同じ問題に悩まされているといいます。
ワチャラシットさんによりますと、排水路の浚渫が行われず、草や木の枝、ごみなどが排水口をふさいでいます。これまで何度も関係機関へ通報しましたが、十分な対応は得られなかったということです。
昨年の洪水では水位が人の頭を超えるほどまで上昇し、家屋の木材が腐ったため、今年になって改修したばかりでした。今回も、7月19日に9つの寺院へ寄付するため、500~600人分として用意していた物資の一部が浸水被害を受けました。
ワチャラシットさんは、洪水被害に対する9,000バーツ(約3万7,350円)の補償金について、「繰り返される被害や実際の損失に見合っているのでしょうか」と地元当局に疑問を投げかけています。
周辺の商店主らも、未完成の排水工事が以前より被害を悪化させていると訴えています。以前は雨がやめばすぐに水が引いていましたが、工事開始後は短時間の雨でも浸水し、水位が下がるまで長時間かかるようになったということです。





















