タイ国スポーツ庁 SPORTEC Thailand 2026開会式に出席 鹿屋体育大学とスポーツ科学分野でMOU締結
タイ国スポーツ庁(SAT)のスポーツ振興担当副総裁スラサック・クートチャンテック氏は、バンコクのBITECバンナーで開催された「SPORTEC Thailand 2026」および「Thailand Wellness and Healthcare Expo 2026」の開会式に出席しました。両展示会は今回、タイで初めて開催されました。
開会式はBITECバンナーのホール101で行われ、タイ国政府コンベンション展示会事務局(TCEB)顧問で、元工業相および元科学技術相のアチャカー・シーブンルアン博士が議長を務めました。会場には、PMG Corporationのナリンティップ・ウィリヤバンディットクン最高経営責任者(CEO)、TSO International Inc.の佐々木剛社長、タイ科学研究イノベーション振興委員会(TSRI)のソムポン・クライノーンサーウォン所長をはじめ、政府機関や民間企業の関係者が出席しました。
スラサック氏は、SATがスポーツ科学、スポーツ医学、スポーツ栄養学などの知見を統合し、タイのスポーツ界を国際水準へ引き上げることを目指していると述べました。また、タイ人選手の国際競技力向上に加え、スポーツ、フィットネス、健康、ウェルネス産業の振興にも取り組み、国民の生活の質の向上と長期的な経済価値の創出につなげていく考えを示しました。
さらに、SATは「SPORTEC Thailand 2026」と「Thailand Wellness and Healthcare Expo 2026」について、スポーツ、健康、ウェルネス分野の革新技術や知見を一堂に集める国際的なプラットフォームであると評価しました。あわせて、「Smart National Sports Park」構想、東部経済回廊(EEC)におけるスポーツ産業の開発、全国のスポーツインフラ整備などを通じて、タイをASEAN地域のスポーツ・健康産業の中心地へ押し上げる方針を強調しました。
開会式の後、BITECバンナーのセミナールームMR215では、タイ国スポーツ庁と日本の鹿屋体育大学(NIFS Kanoya)との間で、スポーツ科学分野に関する協力覚書(MOU)の調印式が行われました。式典には、日本側からアキラ・マエダ副学長とツネヒサ・アベマツ事務局次長が出席し、両機関の幹部らが見守りました。
スラサック氏は、今回の協力について、タイと日本のスポーツ科学分野における連携ネットワークを構築する重要な一歩だと述べました。MOUでは、スポーツ生理学、スポーツ医学、スポーツ心理学、スポーツ栄養学、研究、スポーツテクノロジーなど幅広い分野で協力を進めるほか、研究者、専門家、スポーツ人材の交流も推進します。両国は、イノベーションの共同開発を通じて、選手、指導者、スポーツ関係者の能力向上を目指します。
SATは、今回のMOUがスポーツ科学に関する研究、知識の発展、長期的な協力ネットワークの構築につながると期待しています。また、今後具体的なプロジェクトの実施へと発展し、タイのスポーツ界を持続的に国際水準へ引き上げる基盤になるとの見方を示しました。
このほか、SATは会場内で展示ブースを出展し、タイ国内の競技場、スポーツトレーニングセンター、主要開発プロジェクトなど、スポーツインフラや関連施設に関する情報を紹介しました。ブースでは、「Smart National Sports Park」構想やEECにおけるスポーツ産業開発も取り上げ、タイのスポーツ分野の潜在力をPRするとともに、投資協力の機会創出を図りました。
SATは、こうした取り組みを通じて、タイをASEAN地域におけるスポーツ・健康産業のハブへと発展させることを目指しています。





















