訪日タイ人の半数以上が訪日経験4回以上 地方旅行や抹茶体験、スキー、マラソンなどが人気
日本政府観光局(JNTO)が発表した調査によりますと、タイ人旅行者の日本旅行スタイルが大きく変化していることが分かりました。日本を4回以上訪れたことがあるリピーターが全体の半数を超え、都市部だけでなく地方を訪れる旅行や、さまざまな体験型アクティビティを楽しむ傾向が強まっています。
2025年に日本を訪れたタイ人旅行者は約123万人に達し、そのうち約95%が観光目的でした。また、約70%が日本への渡航経験を2回以上持つリピーターで、さらに全体の50%以上にあたる約60万人が、4回以上日本を訪れた経験があることが明らかになりました。タイは、訪日リピーター率が非常に高い国の一つとなっています。
旅行先にも変化が見られます。東京や大阪、京都といった定番観光地だけでなく、地方都市を訪れる旅行者が増えており、約40%が大都市圏以外で宿泊しています。特に福岡を中心とした九州北部への人気が高まっているほか、レンタカーを利用して地方を周遊する旅行スタイルも広がっています。
旅行中の楽しみ方も多様化しています。景色を眺めたり買い物をしたりするだけでなく、スキーやスノーボード、スノーモービル、雪景色を楽しむアクティビティなどへの参加が人気を集めています。また、日本各地で開催されるマラソン大会に参加するタイ人旅行者も増えており、なかには毎年日本でウィンタースポーツを楽しむため、自分専用のスキー用品やスノーボード用品を購入する人もいるということです。
さらに、「抹茶ブーム」も旅行需要を後押ししています。抹茶の点て方を学ぶワークショップや茶道体験、茶畑の見学、有名な抹茶カフェ巡りなど、日本文化を体験できるプログラムへの関心が高まっています。単なる観光や買い物にとどまらず、日本ならではの文化や伝統を体験する旅行を求める人が増えていることが特徴です。
旅行形態では、約80%のタイ人旅行者が旅行会社のツアーを利用しない個人旅行(FIT)を選択しており、旅行日数は5日間から1週間程度が主流となっています。
また、日本滞在中の1人当たりの平均消費額は約20万円(約4万1,000バーツ)となり、前年より約4%増加しました。化粧品や靴などのショッピングも依然として人気が高く、日本旅行における消費意欲は引き続き堅調です。
JNTOは、タイ人旅行者による日本旅行への需要は今後も拡大すると見込んでおり、地方観光や体験型旅行への関心の高まりを背景に、2026年には訪日タイ人旅行者数が過去最高を更新する可能性があると期待しています。





















