クラビ観光を後押し ランタ島連絡橋建設へ タイ政府がマングローブ林利用を承認
タイ政府は2026年6月18日の閣議において、タイ南部クラビ県ランタ島と本土側を結ぶ「ランタ島連絡橋建設事業」の推進に向け、マングローブ林区域の一部利用を承認しました。これにより、農村道路局は関係法令に基づく手続きを進めた上で、事業を本格的に進めることが可能となります。
今回の承認では、事業用地として約1.37ヘクタールのマングローブ林区域の使用が認められました。同区域は、過去の閣議決定によって利用が制限されていましたが、政府は観光振興や地域経済への効果を考慮し、例外的な使用を認める判断を下しました。
ランタ島連絡橋は、クラビ県ランタ郡のランタノーイ島と本土側のコークラーン地区を結ぶ全長約2.5キロメートルの大型インフラ事業です。橋梁部分には斜張橋や連続橋が採用されるほか、展望スペースやUターン施設なども整備される予定です。
現在、ランタ島への移動は主にフェリーに依存しており、観光シーズンには長時間の待機や交通渋滞が発生しています。連絡橋の完成により、住民や観光客の移動時間短縮、物流の効率化、緊急時の交通確保などが期待されています。
政府によりますと、事業全体の対象区域は約492ライに及びますが、今回利用が認められたマングローブ林はその一部にとどまります。また、環境影響評価(EIA)の結果では、対象区域の一部は生態系の劣化が見られる区域とされており、事業実施にあたっては環境保全や植林などの回復措置もあわせて行われる予定です。
ランタ島連絡橋事業の総事業費は約18億バーツとされており、完成後はクラビ県の観光競争力向上や地域経済の活性化に大きく寄与するものと期待されています。





















