日本のミネベアミツミ タイで26億バーツを追加投資 航空機部品の生産拡大へ
日本の精密部品大手ミネベアミツミ株式会社は、タイ子会社のNMB-Minebea Thaiを通じて、総額26億バーツ(約114億4,000万円)を投じる新たな投資計画を発表しました。今回の投資では、タイ中部ロッブリー県に新工場棟を建設し、高精度な航空機部品の生産能力を強化します。世界的な航空需要の回復を背景に、エアバスおよびボーイング向けの供給拡大を目指します。
タイ投資委員会(BOI)によると、新工場では航空機向けの高精度部品であるBall、Race Bush、Spherical Bearingのほか、Bolt、Sleeve、Fittingなどの構造部品や締結部品を生産する予定です。工場の延床面積は約16,500平方メートルで、最新の生産設備や自動化システムを導入し、国際基準に対応した生産体制を構築します。
NMB-Minebea Thaiは2003年からタイで航空機部品の製造を開始しており、すでにエアバスおよびボーイングの認証を取得しています。これまで20年以上にわたり、世界の航空機産業向けサプライチェーンの一翼を担ってきました。
現在、ミネベアミツミグループはタイ国内5県に計10カ所の工場を展開しており、約3万1,000人のタイ人従業員を雇用しています。また、BOIから認可を受けた投資プロジェクトは65件に上り、累計投資額は1,150億バーツ(約5,060億円)を超えています。
同社は今後、タイを航空機関連事業における「グローバル・コア・ファクトリー」と位置付け、世界的な生産拠点としての役割をさらに強化する方針です。あわせて、アユタヤ県に研究開発センターを設立し、高度技術の開発や技術革新の推進にも取り組む予定です。
BOIは、今回の大型投資について、日本の大手企業がタイの航空機産業に対して高い信頼を寄せていることを示すものだと評価しています。また、この投資がタイの航空宇宙産業の競争力向上や、高付加価値産業への発展を後押しすることへの期待を示しました。





















