ヤクザ系特殊詐欺グループの幹部をスワンナプーム空港で逮捕 被害総額は2億バーツ超
タイ警察中央捜査局(CIB)と入国管理局は6月8日、日本の捜査当局との連携により、日本人の男をスワンナプーム国際空港で逮捕したと発表しました。
逮捕されたのは菅原貴文容疑者(31)です。日本当局によると、同容疑者はヤクザ系犯罪組織と関係を持つ特殊詐欺グループの幹部で、カンボジアを拠点に活動していたとみられています。
捜査当局によれば、このグループは電話による特殊詐欺を行っていました。まず、自動音声を使って通信会社「NTT」を装い、「電話番号が利用停止になる」などと被害者に連絡します。
その後、警察官や検察官を名乗る人物に電話を転送し、「犯罪に関与している疑いがある」などと不安をあおったうえで、資金調査を名目に金銭を送金させていたということです。
さらに、この組織は日本人を高収入の仕事があると偽って勧誘し、カンボジアの首都プノンペンへ渡航させたうえで、特殊詐欺の電話業務に従事させていた疑いも持たれています。
日本の捜査当局は、このグループが2024年に少なくとも40件の詐欺事件に関与し、被害総額は2億2,000万バーツ(約10億円)以上に上るとみています。
警察は、菅原容疑者が日本での捜査を逃れるためにタイへ潜伏していたとみて行方を追っていました。今回、同容疑者が第三国へ出国しようとしていたことが判明したため、スワンナプーム国際空港で身柄を確保しました。
今後、タイ当局は同容疑者の滞在資格を取り消したうえで、日本へ送還し、さらなる捜査と法的手続きが進められる見通しです。





















