元F1レーサーのミカ・サロ バンコクで負傷 「襲撃ではなく事故」と説明 タイ警察の対応に感謝も
かつてスクーデリア・フェラーリなどで活躍したフィンランド出身の元F1レーサー、ミカ・サロ氏(59)が、タイ・バンコク滞在中に負傷し、足の筋肉と皮膚を計28針縫う大けがを負っていたことが分かりました。
当初、海外メディアを中心に「通り魔による切りつけ事件」と報じられ、懸念の声が広がっていましたが、サロ氏本人がこれを否定し、「不慮の事故だった」と説明しています。
事案が発生したのは、5月19日午後11時ごろです。サロ氏がバンコク市内の繁華街・スクンビット地区の横断歩道を渡っていた際、すぐそばをバイクが猛スピードで通過しました。
サロ氏は当初、何かが足にかすった程度にしか感じていませんでしたが、直後に周囲の人が足から出血していることに気づきました。
確認したところ、ふくらはぎに深い傷を負っており、サロ氏はすぐに近くのバムルンラード病院へ搬送されました。傷は筋肉にまで達しており、筋肉を8針、皮膚を20針縫う処置を受けたということです。
事件直後、フィンランドなどの現地メディアは、「バイクに乗った集団による刃物を使った無差別襲撃の可能性がある」と大々的に報じました。
これは、医師から「傷口の断面が非常に鋭利だった」と説明を受けたことや、ホテル従業員から「同様の被害が出ている」という話を聞いたサロ氏のコメントがきっかけとなったとみられています。
その後、この報道を受けてタイ警察が本格的な捜査に乗り出し、26日には入院中のサロ氏を訪問し、当時の状況について聞き取りを行いました。
面会後、サロ氏はメディアの取材に応じ、「何者かに意図的に襲撃されたわけではなく、バイクとの接触による不慮の事故だった」と改めて説明しました。
また、サロ氏はタイ警察の迅速な対応や病院の高度な医療体制に感謝の意を示し、「これからもタイが大好きですし、また必ず観光に訪れたい」と笑顔で語っています。
タイ警察の広報官によりますと、サロ氏本人から被害届は提出されていないものの、外国人観光客の安全確保の観点から、管轄のルンピニ警察署が周辺の防犯カメラ映像を解析しているということです。
警察は、サロ氏と接触したとみられるバイクの運転手の特定を進めるとともに、事故の詳しい原因について調べを進めています。





















