病院前のブランコ3台が「ひとりでに揺れる」映像が話題 専門家は物理現象と説明
タイ北部パヤオ県のドークカムタイ病院において、建物前に設置された子ども用ブランコ3台が、誰も触れていないにもかかわらず同時に揺れ続ける様子が撮影され、SNS上で大きな話題となっています。
動画:https://www.youtube.com/shorts/gnKthtFgX5o
問題の映像は、病院敷地内の僧侶用施設(僧侶棟)の前で撮影されたもので、約1分47秒にわたり、3台のブランコが一定のリズムで揺れ続けている様子が確認できます。撮影当時、周囲には人の姿はなく、強い風も吹いていなかったとされています。
この不可思議な現象に対し、一部の住民やネットユーザーの間では「霊的な存在によるものではないか」といった声も上がり、いわゆる怪奇現象として拡散されました。
しかしながら、専門家はこうした見方を否定しています。タイの化学者であり科学コミュニケーターとして知られるウィーラチャイ・プッタウォン氏は、本現象について「物理学で説明可能な現象」であると指摘しています。
同氏によりますと、まずブランコが揺れるためには初期の外力が必要であり、撮影前に人が触れた、あるいは何らかの衝撃が加わった可能性があるとしています。その上で、3台のブランコは同一の構造物に取り付けられているため、「共振(レゾナンス)」および「連成振動(カップルド・オシレーション)」と呼ばれる現象が発生し、一つのブランコの揺れが他のブランコに伝わり、結果として同時に長時間揺れ続けることがあると説明しています。
このように、一見すると不可解で不気味にも感じられる現象であっても、科学的な視点から見ることで合理的に理解できる可能性があるといえます。今回のケースは、日常の中に潜む物理現象の興味深い一例として、多くの人々の関心を集めています。





















