タイの有名心霊スポット アユタヤ県の「ワット・クディーダーオ(วัดกุฎีดาว)」
アユタヤ県の「ワット・クディーダーオ(วัดกุฎีดาว)」
タイ中部アユタヤ県にあるワット・クディーダーオは、赤褐色のレンガ造りの仏塔や礼拝堂が残る歴史的な寺院遺跡です。
昼間は静かな観光地として知られていますが、その一方で、地下に眠る財宝と、それを守る霊「プー・ソーム・ファオ・サップ(ปู่โสมเฝ้าทรัพย์)」にまつわる怪談でも有名です。
■ 寺院の歴史と財宝伝説
ワット・クディーダーオが最初に建立された時期は明らかになっていませんが、アユタヤ王朝後期にはすでに重要な寺院として存在していたと考えられています。
寺院が廃墟となった後、地下にはアユタヤ王朝時代の財宝が隠されているという伝説が広まりました。
ただし、実際に王朝の財宝が埋められたことや、人間を犠牲にして守護霊を作ったことを示す歴史的な証拠はなく、あくまで後世に語り継がれた伝承です。
■ プー・ソーム・ファオ・サップの伝説
20世紀後半には、古い文書を手掛かりに、この寺院で財宝の発掘が試みられたという話が伝えられています。
しかし、財宝は発見されず、その後、関係者の周囲で不可解な出来事が起こったと語られるようになりました。
また、夜の遺跡では、地面を掘るような音や重い足音が聞こえたり、頭のない大柄な男性の霊が現れたりするという怪談も残されています。
これらの現象は、財宝を守る霊「プー・ソーム・ファオ・サップ」の仕業だと信じられています。
■ 財宝を守る霊
「プー・ソーム・ファオ・サップ」とは、「財宝を守る老人プー・ソーム」という意味です。
タイの民間伝承では、国や王家の財宝を守るため、死後もその場所に留まり続ける守護霊が存在すると信じられてきました。
プー・ソームは単なる悪霊ではなく、私欲のために財宝を奪おうとする者を退ける守護者として、恐れと敬意の両方を集めています。
■ 関連作品
プー・ソーム・ファオ・サップの伝説は、タイの小説やテレビドラマでも繰り返し描かれてきました。
代表的な作品に、テレビドラマ『プー・ソーム・ファオ・サップ(ปู่โสมเฝ้าทรัพย์)』があります。作品では、財宝を守る使命と、それを手に入れようとする人間の欲望が描かれています。
こうした作品によって、プー・ソームは「財宝の守護者」と「人間の欲望に対する戒め」を象徴する存在として広く知られるようになりました。
■ 現在の状況
現在、ワット・クディーダーオは歴史的な寺院遺跡として保存され、観光客も見学することができます。
一方、地元では遺跡のレンガや物を勝手に持ち帰ると災いが起こるという言い伝えも残されています。
ワット・クディーダーオは、アユタヤの歴史と財宝を守る霊の伝説が重なり合う、神秘的な場所として知られています。





















